あなたの歯周病を最新の技術で治していきます

歯肉が腫れる、歯肉から出血する、歯肉が赤い、歯が揺れている、口臭がある。このどれかひとつが当てはまれば、歯周病の可能性があります。むし歯は歯がむしばまれる病気ですが、歯周病は歯肉に炎症が起き、歯を支えている骨が溶かされる病気です。進行すると、歯の揺れが大きくなり、やがて歯は抜けてしまいます。日本人が歯を失う原因としては、歯周病とむし歯が二大原因となっていますが、40代後半からはむし歯より歯周病の方が割合が高くなってきます。

ここで重要なのは、歯周病は歯のみならず全身の健康や病気に大きく影響を及ぼすことです。歯周病があると糖尿病を悪化させ、動脈硬化、がん、脳血管疾患、関節リウマチに関係していることがこの数年で明らかになってきました。口腔ケアステーションでは、従来の検査に加えて、DNA細菌検査などにより原因菌の種類と量を確認することから治療を始めます。条件が合えば、最新の再生療法を用いることにより、溶けてしまった歯の周りの骨を再生させることもできます。
歯周病は進行状態に応じて、いくつかの段階に分けられますが、初期の段階で治療するほど治療期間は短く治療費は少なくて済みます。

歯周炎によって動脈硬化が進行するイメージ図


歯肉炎

歯茎のみ炎症を起こしている状態を言います。
歯周ポケットの深さが3mm以内。
歯茎が炎症を起こし、歯磨きや硬いものを食べた時に出血しやすくなります。

治療方法

歯のクリーニングと適切な歯磨き指導


歯周炎

歯ぐきの炎症が内側へと広がり、歯を支えている顎の骨(歯槽骨)を溶かしている状態を言います。

軽度歯周炎

歯周ポケットの深さ3~4mm
歯を支えている歯槽骨が溶け出した状態。
歯みがき時に出血したり、歯がうずき、歯ぐきが腫れぼったく感じるのが特徴。
一般的な初期の段階では無症状なことが多いです。

治療方法

スケーラーと呼ばれる特殊な器具を使用し、歯の表面や根の周りに付着した歯垢や歯石の除去を行います。


中等度歯肉炎

歯周ポケットの深さ5~7mm~
歯を支えている歯槽骨が1/3~2/3溶けてしまった状態です。
水がしみるようになったり、歯磨きすると歯茎から出血する。
歯茎がときどき腫れたり、治ったりを繰り返す。
歯ぐきがぐらつき始め、歯ぐきから膿が出たり口臭がしたりします。

治療方法

歯垢や歯石除去を行いますが、歯周ポケット奥深くに付着した歯石除去は痛みを伴うことがあるため、麻酔注射が必要になります。
また、外科的な治療(手術)を行うこともあります。


重度歯周炎

歯周ポケットの深さ7mm以上
歯を支えている歯槽骨が2/3以上溶けてしまった状態です。
歯がぐらつき、硬いものなどが噛みにくくなります。歯の周囲を指で押すと白い膿が歯の周囲からにじみ出て、
口臭が強くなることもあります。歯磨きの際、毎回のように出血するようになったりします。
また、歯が長くなったと感じたり、歯と歯のすき間が大きくなったり、物がつまりやすくなったりします。
重度歯周炎の場合には放置すると歯が自然に抜け落ちることもあります。

治療方法

歯垢や歯石除去、外科的な治療を行いますが、状態が改善しない場合、抜歯となるケースもあります。



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